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指と言うのは、指の先にある骨から始まって、
前腕で筋肉になる屈筋の腱というものが通っています。
腱は、途中に骨から出ている腱鞘という部分を通って、
骨に沿って伸びています。

指を曲げると、腱は手首がわに引っ張られますし、
伸ばすと手の甲の方に引っ張られます。
この腱があるからこそ、指はしなやかに曲がったり
伸ばしたりすることが出来るのです。

腱鞘炎というのは、腱や腱鞘の部分に炎症が起きている症状のことをいいます。
腱や腱鞘部分が炎症を起こすと、曲げたり伸ばしたりする時に、
腱と腱鞘がすれてしまうために痛みが生じます。
また、炎症がひどくなってくると、さらに腫れ上がって
太くなってしまうため、腱が通っている部分が引っかかって
指の曲げ伸ばしが出来なくなります。
それに伴って、痛みの度合いも強くなっていきます。

腱鞘炎は、指や手を使ったり力を入れると、
ピキっとしたような痛みが走ることが多いと言われています。
中期症状だと、瞬間的に痛みが走ってすぐに治まるので、
神経痛と勘違いする方も多いようです。

神経痛の場合も、患部を動かしたりすると鋭い痛みが起こります。
ただし、腱鞘炎と神経痛の痛みには違いがあって、神経痛の場合だと、
ダイレクトに患部を刺激しない限り痛みは起きません。
ですが、腱鞘炎の場合は、炎症を起こしている部分だけではなく、
その前後の腱の部分を押しても痛みがあるため、患部は小さくても
痛む部分は広範囲になります。

逆に言うと、痛みの範囲が広いために、どこが痛いのかが
よく分からないというのが腱鞘炎の痛みの特徴でもあります。

しかも、腱鞘炎は悪化しすぎてしまうと、
今度は痛みを感じなくなってしまいます。
痛みがなくなるため、治ったと勘違いしてしまうのですが、
実際には血液循環が不能になってしまっているため、
痛みを感じる部分の神経が麻痺しているのです。
ここまでの状態になると、手術をしないと治らないこともありますから、
腱鞘炎でも神経痛でも、指に痛みを感じたら早めに病院で診察を受けましょう。